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ポルトガル短信・その1 2013 4/26

 2012年1月以来、15ヶ月ぶりのポルトガル訪問です。第一印象は、“あまり変わってはいないが、町が一寸静かで寂しい感じがするな“といったところでした。話によると、この冬は、ポルトガルでも気候の異変があり、長雨による洪水が あったり・強風の続く日があったりで、過ごしにくい冬だったようです。運の良い事に、私達が着く10日ぐらい前から天気が良くなり、リスボンの街も素晴らしい青空です。


 昨年まで住んでいた同じ家にまた住む事が出来るので、様子もよく判っており安心です。大家さんも、そして3匹の犬も大歓迎をしてくれました。家に落ちついての感想は、“人は環境にすぐ慣れるものだな”でした。昨年の1月以来、日本では千葉県の稲毛に住んでおり、駅にも近く 買い物にも便利でとても気に入っています。しかし、今回またポルトガルの家に住み始めて、自然の美しさに涙が出るほどの感動を覚えました。


 私達が住む家は、郵便の配達区域外になる田舎です。家の前には曲がりくねった道路が果樹園と荒れ地の間をうねうねと2KMぐらい続いるのですが、その2KMの間に15軒ぐらいの家が点在しています。


 昨日の夕方、家から200メートルぐらい離れた所に有るなんでも屋の店に買い物に行きましたが、その道に沿った空き地に咲く野の花の美しさにまず驚き、そして大きな夕陽が西の野原に沈む景色や、空を見上げると鳥が群れをなして巣に帰って行くなど、忘れていた自然の景色が目の前に再現され、胸が一杯になりました。こういう自然を知らないで、スマホのゲームに夢中になっている孫達の世代の日本人は、どんな大人になるのだろうかと胸が痛くなったひと時でした。

                                                 【 征 二 】
 
           
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